いよいよ実際どうやって設立するのか?どのくらいかかるのか?を書いていこうと思います。
1ーまずは会社の概要を決める
商号〜株式会社○○のような会社の名前。
本店所在地〜だいたいはサロンの住所にすることがほとんどかと思います。番地+ビル名等まで入れるもよし、番地までにすることもできます。
目的〜その会社がどんな事業をするのかってやつですね。美容室の経営ってのは必ず入りますが、その他に今後展開していきたいものもあれば書いておくといいです、書くのは自由です笑 あとで付け足すってなるといろいろ面倒なので。
ちなみに当社は美容室以外にも理容室やエステ、マツエクサロンの経営まで書いてます。
その他に付帯する器具、商品の企画、仕入れ、販売や講習会の企画、開催、講師の派遣、コンサルタント業務も入れています。
あと必ず入れておいたほうが無難なのが「前各号にまたは関連する一切の業務」です。事細かく書いてなくても目的に付随する業務はしますよって感じですね。
役員〜自分自身です笑 今は三役とかでなく一人役員でもできますからね。
資本金〜1円でも会社は作れます笑 あとで増資するときは手続き要りますけどね。謄本に「資本金1円」って載るのが個人的には嫌だったんである程度の額にしましたが笑
ついでに1株いくらかも決めます、まぁ5万くらいでいいんじゃないでしょうか。
んで資本金÷株価=設立時の発行済株数になります。
事業年度〜いつから始めるのかですね。ちなみに翌年の前月末までが1期になります。
2ー類似商号調査と印鑑作成
同じ名前の会社はないほうがいいですね笑 一度法務局へ行き調べます。
無ければ会社の印鑑が必要になるので作りますが、ネットで頼めば安いし2日くらいで届きます。もちろんこだわる人は地域のハンコ屋さんとかでもいいんでしょうけど、個人的にここにお金をかけるくらいなら社員還元した方がよくね?と思ってネットで手頃なのを注文しました。印鑑が届いたらネットで印鑑届出書をダウンロードし、コピーして記入・捺印しておきます。
法務局へ行ったときについでに「株式会社設立登記申請書のテンプレート」みたいなのがあればもらっておくといいです。
3ー定款を作ります。
定款とは簡単に言うと会社のルールブックみたいなやつですね。↑で決めたことを書いていってつくるんですが、今はいい時代なので「株式会社 定款 テンプレート」とかで検索すると穴埋め式のデータがいくらでも出てくるので便利です笑
実際自社もテンプレート穴埋めで作りました。
出来上がったら3部印刷して1部ずつ閉じますが、「定款 袋とじ やり方」で調べれば閉じ方も出てきます。袋とじテープとか買わなくていいですよ笑
4ー公証人役場へ定款の認証を受けに行きます。
公証人役場・・どこにあるのかさっぱりでした笑 「地域名 公証人役場」でググってください笑 で、その日にすぐ認証ってことはないと思います。サロンワークしながらなんで翌週の休みに改めて認証受けにくる感じになるかと。その際、訂正箇所があった場合すぐ教えてもらえるように連絡先を教えておくといいです。
何もなければ翌週再訪し認証を受けることになりますが
添付印紙代4万円、認証手数料5万円の9万円+謄本交付手数料(250円×ページ)を用意していきます。あ、あと実印と印鑑証明も。
5ー資本金の払い込みをする。
資本金を個人名義の通帳に入金し、そのコピーを取ります。
ちなみに自社の場合ですが、個人事業で事業用に使っていた口座に資本金以上の残高があったんですがそのままではNGでした。
一度資本金と同額を引き出して再度入金して記帳、です。(ほんと無駄な手間www)
コピーは通帳の表紙、表紙めくって1ページ目、資本金の入金のページの3ページとっておきます。
6−株式会社設立登記申請書を作ります。
またまたネットでテンプレート・・・でもいいんでしょうけど、その地域の法務局によって多少必要書類が変わるみたいです。
うちの場合も、某テンプレートでは「定款の記載を採用する」でOKとなっていた項目も実際に別途書類が必要です、と言われたのが2枚ほどありました。
なので事前に(公証人役場に1回目に行くときのついでに)法務局へ行き相談するといいです。そこでもテンプレートがもらえると思うのでそれに則って作るほうがいいと思います。
おおまかには
株式会社設立登記申請書、収入印紙貼付台紙、定款(謄本と押されたもの)、払込証明書、代表取締役(自分)の印鑑証明書+別紙+印鑑届出書
になります笑
7ー不安なら法務局で事前相談
というのも、実際申請書類に不備がないかは設立申請後のチェックになるんです。
設立日は申請書を提出した日になるんですが、あまりに修正項目が多いとやり直しになって設立日が変わってしまいます笑
僕も一度一式書類をもって事前に見てもらいました。この時は詳細チェックは結局はしてもらえないんですが印鑑を押す場所に不備が無いか、添付書類の漏れは無いか等は見てもらえますので。
8ーいよいよ申請
そのまんまです。希望の設立日に書類一式を持って法務局へ行きます。
その時に「いついつまでに連絡が無ければ受理となります」みたいなことを教えてもらえます。
その日になっても連絡が無ければ無事申請が受理されて会社が誕生ってことになるので、次の休みにでも法務局へ行き「法人印鑑カード」をもらいます。
うちの地域の法務局の場合は申請した時に同時に法人印鑑カード発行の手続きもしてもらえました。
無事設立できれば「履歴事項証明書」も入手できるんで、それを見ると実感が湧くかもしれません笑 後々いくつかは使うので3つくらいは取得しておいてもいいかもです。
と箇条書きしてきたんですが実際どのくらいかかったかと言うと、希望の設立日の1ヶ月前くらいから始めました。
・公証人役場に一度目の訪問、類似商号調査
・公証人認証
・法務局で事前相談
・設立申請
これを1週ごとにやったからですね。最後の二つは同日でもできますが修正入った時を考えると分けた方が無難かもです。
で、一度目の公証人役場の前に概要考えて定款作ったりするんでもう1週前から動く感じでしょうか。
もちろんそれぞれの項目にもっと細かいことがあるんですが「よっしゃ自分で全部やるぞ」という僕みたいな人は「それも自分の経験」にしたいからだと思うので、都度自分で調べてください笑
確実に自分のためになりますwww
さて、終わると見せかけてまた続きます笑
「設立したあとどーするのよ!」って、以外にやることありますからねえ笑
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