リタッチ矯正という選択肢

どうもーダイスケ改めイクラ業者でっす。
さてさて今回もストレートのお客様です。と言ってもビフォーアフターより考え方的な。。

こちらご来店時です。

いきなりですが赤線から上しかストレートはかけません。

もちろん「写真に写る見た目」だけを考えれば塗り分けや時間差を駆使して毛先まで真っ直ぐにした方がいいのかもしれません。が、薬剤をつける=どんなに軽減できてもダメージが0にはならない。
見栄えは良くなるかもしれませんが決して治るわけではないんですね。
なので、状態と負担を考えて新しく癖の出てる部分のみにしました。お客様の方からもそれでいいとのことなので、無理はしない、変にリスクを追わない。必ずしも毛先までかけることがベストな選択でない時も。


この範囲ですね。
それ以外の部分はトリートメントでケアをします。

だってお客様はその髪とずっと付き合うから。

無理は必ず後で歪みが出ます。が、癖とダメージで扱いにくいのも事実。じゃあいかにして負担を少なく、かつ、ダメージを最小限にするか、です。
よくお客様にお話させて頂くんですが「見た目のデザインとしてのキレイと素材が健康でキレイ」は相反することもあるし、いいバランスをとっていかないと、と。
何もしてない髪=素材としてはキレイ(健康)だけど究極はそこにデザインは無い。逆にデザインを求めすぎて髪に負担をかけると度が過ぎればそのデザインが成り立たない様な状態になることもあるって感じ。


あとはお客様のライフスタイルに合わせて。

こちらのお客様は新しく伸びてきた部分の特に顔周りは気になる、が他の部分に関しては癖よりダメージで手通りが悪いのが気になる。また縛ることもあれば、アイロンで巻くこともあるとのこと。
であればやはりダメージをどこまで抑えてあげるか、が最優先かなと。見た目優先で無理して薬を付けずとも、トリートメントで扱い易さが戻るならそれも一つの正解なわけです。


こちら仕上がりです。薬剤に耐えられる根元の癖はとりそれ以外はトリートメントで扱いやすくしました。

時間はかかりますが、今の根元付近のダメージの浅い部分が毛先に来るまでこういうやり方をしていくのも一つだと思います。デリケートな部分だとしてもヘアスタイル上切れないことも多く、そこに大切なのは見た目≦それ以上傷めないこと、少しでも扱いやすくすることでもあります。


こういったやり方もぜひご参考ください。

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